JR・名鉄刈谷駅南口から徒歩約10分。
美術館の駐車場は60台(無料)とめられ、隣は図書館となって
いて、使いがってがいいこともあり、比較的よく訪れております。
現代美術、伝統的な美術、地元の美術、絵本原画etc.
企画展を通し、多様な美術をバランスよく紹介しております。
市民にも展示室が貸し出され、市民の展覧会もよく開かれてます。
また同館には茶室もあり、ここも利用することができます。
これまで開催され、印象的に残る展覧会を少しあげてみます。
1998年の『筧忠治展』は、晩年までほとんど無名で、作品の
発表もほとんどしていなかった画家・筧忠治(かけひ・ちゅうじ
1908-2004)の作品の全貌を紹介。ど迫力の自画像がすごく
印象に残ってます。
2002年の『メイプルソープ&アラーキー 百花乱々』では、
日本とアメリカを代表する二人の写真家による花の写真を
比較展示。とかくエロチックな作品ばかりが話題になりがちな
写真家ですが、二人の捉えた花の写真は、それぞれ豊穣な
世界を展開し、私たちを魅了しました。
また2009年の『わたしが選んだ いわさきちひろ展』では、事
前に募集した市民の膨大なコメントとともに、いわさきちひろ
の作品を並べ、独自企画がヒット。多くの観客が美術館に集ま
りました。
地方の中規模クラスの美術館ですが、多くの人々に活用され、
存在感を放ち、また今後の企画展も期待したい美術館です。
なお料金は展覧会によって異なります。