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「玉木」で味わう、心が和む箸で食べるフレンチ

5.00

投稿日: 2024/02/10

新橋・銀座の中間に位置するフランス料理「玉木」は、パリでの経験を生かした独自の料理を提供するレストランです。オーナーシェフの玉木裕さんは、国内外で豊富な経験を積み、2007年に広尾、2011年には銀座にその扉を開きました。ここでは、日本人が毎日でも食べられる、心が和むような西洋料理を目指しています。

料理の一つ一つには、こだわりの食材が使われています。特に牛肉に対する拘りは強く、A5ランクの神戸牛や、フルーツを食べて育ったA3ランクの山形牛を使用。これらの肉は、その日の料理やゲストの好みに合わせて使い分けられます。

ランチタイムには、アラカルトから選んで「ハヤシライス」を注文しました。「玉木」を代表する料理とされるこのハヤシライスは、長時間煮込んだブラウンソースにマッシュルームやタマネギが加えられ、玉ねぎの甘さよりも赤ワインの酸味や苦味が際立つ、コクとキレのある仕上がりになっています。サラサラとしたソースともちもちしたご飯の組み合わせは絶品で、ご飯の量もちょうど良いバランスです。

店内の雰囲気はエレガントで、静寂の中で食事を楽しむことができます。玉木さんは、「自宅にお客様をお招きするような心地よさ」を大切にしており、その考えが店全体に反映されています。若いスタッフの柔らかな対応やシェフの笑顔が、緊張感の中にも温かさを感じさせてくれました。

「玉木」では、シンプルでありながらも深い味わいのフレンチを楽しむことができます。心が和む料理と、心地よい空間で過ごす時間は、また訪れたくなる魅力に満ちています。