ナジマヤニンギョウテン
玩具・おもちゃ
山陽曽根駅から徒歩2分(91m)
祖母が大事にしていたおやま人形(木材を丁寧に人の姿に造り白肌と着物を着せ仕上げた日本人形)のガラスケースが割れていたため、探していました。2005年前後のことでした。 いくつものウエブホームページを見て名島屋を探し、ガラスケースを選んで注文しました。もともとおやま人形が入っていた黒い木とガラスケースに似た外見のものを探しました。 荷物が届いたとき、幾重にも梱包がなされてあり、四角いガラスケースがそのまま箱の中から出てきたときは『こんな大きなものが入って四国の外から運ばれてきたんだなあ』と感心しました。 ガラスケースの木は黒い塗りのようで、表から木目が見えず触り心地はツルツルしており漆かなと思います、裏面に少しだけざらざらとした木の肌触りがあります。底敷きは金紙の厚紙で、電灯を明るくしていた頃は少し眩しいかなと思ったものですが、今は畳の仏間で他の日本人形たちと静かに佇んでおり眩しいと思いません。広々としたケースに、前のケースの頃より色彩華やかになったなという印象を受けました。 ガラスケース自体の造りもしっかりしているようです。 ケースが壊れていたお人形も、新しいケースに入れられてようやくひと安心できました。古い日本人形が外気にずっと晒されてお肌の心配をしていたところでしたので、間に合ってよかったという気持ちです。最初はケースを受け取るのを遠慮していた祖母もお人形の前で『(私の名前)が買ってくれた』としみじみ話し喜んでくれて、よかったなあと思います。 実は人形よりケースのほうが少し大き過ぎて、サイズをもっとしっかり測っていたらなあと思いましたが、大きいほうが多少見栄えがするかなくらいに思うことにしています。 木工用接着剤でしたか、おやま人形の立ち姿を支えている小さな木板を、金紙を張った底部分にはり付けて、これでしっかりしたので安心です。 包装紙を整理していると、まだ真新しい名島屋の包装紙が出てきて懐かしい気持ちになりました。 名島屋のオリジナル包装紙のようで、白地に人形の写真といくつかの文字が入っています。写真がどのようなものか下記に挙げておきます。 木目込み人形のお雛様は目が細くて重心がしっかりと床に立っていて、かわいらしい。 指先まで柔らかい腕の動きとしなやかな立ち姿、しもぶくれのお顔に、ふくれ織りと雅やかな菊の文様と金糸で刺繍がされた着物姿の日本人形。 赤いかつらで能舞台に立ち、つま先立ちで重い着物を支えている人形は、写真を見て本物と見間違えたくらい。 ふくふくと丸く活発そうな幼児の人形はお肌がつるつるして見えます。 向かい合わせの少女人形は、片方がお団子の結い髪で、頭頂を纏め髪を垂らした幼子と見詰めあい嬉しそうにしています。 端午の節句の兜はしっかりした構えです。 それら小さく写真が印刷された隣に、”人形・卸・小売 名島屋 山電曽根駅前””飾弓・羽子板 雛人形・五月人形 日本人形・フランス人形 七夕提灯”など、印字されてありすぐ何を買った包装紙かがわかりました。 包装紙は届けられた箱の中で敷き紙などと一緒にあわせて入れられていたと記憶しています。一枚だけ、祖母に言われ大事に取っておいたものですが、綺麗な和の雰囲気がある包装紙でよいものだなと思います。 お代はケース代と送料とあわせてたしか振込で前払いでした。よいお買い物をしたと思います。
名島屋人形店のガラスケースを、家のおやま人形が入った状態で撮影
荷物と一緒に入っていた包装紙
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