寿司・鮨
浅草駅(東武・都営・メトロ)から徒歩2分(110m)
亀寿司は令和元年12月22日、長い歴史に幕を閉じました。「六十余年ありがとうございました」という言葉が店頭に残り、多くの方々に寄せられた感謝が込められています。 私自身、この店を頻繁に訪れたわけではありませんが、心に残る思い出が刻まれています。昭和の終り頃、東京へ越してきたばかりの私は母と浅草を散策し、亀寿司で初めての寿司を楽しんだのです。 何年か後、仕事で浅草を訪れることが多くなり、先輩にこの地下街で寿司を食べる機会も増えました。しかし、その時は亀寿司だとは認識しておらず、後になって先輩から名前を教えてもらうまで気づきませんでした。 最近、食べログを始めた頃、再びこの店に足を運ぶことが多くなりましたが、人気のためなかなか席が取れませんでした。そして、この度、閉店の知らせを目にして、亀寿司を訪れ、あえてこの店を目当てに浅草に向かいました。 「にぎりすし・上」(1,200円)は、江戸前の本格的なにぎり寿司で、この価格で提供されるのは驚きです。力強い寿司が1,200円で楽しめるお店は浅草では他にはないでしょう。 今回はカウンターが埋まっていたためテーブル席に座りましたが、1貫1貫、感慨深く寿司を味わいました。多くのことが変わる中で、亀寿司の味は30年前も今も変わらない、と感じました。 亀寿司は1955年、地下街ができた時から存在し、その中で最も古い店でした。キャッチフレーズ「味とネタは一級、値段は二級」は多くの人に支持され、さらに常連客は「人情は特級」とも言っていました。それがこの店の魅力で、それが亀寿司でした。 もうこの味を楽しむことはできませんが、私の中で亀寿司の味は永遠に記憶として色褪せることなく残ります。感謝を込めて、さようなら、亀寿司。そして、本当にありがとうございました。
昔ながらの懐かしい味が味わえる店
鶯谷駅から徒歩8分(630m)
観光地浅草にありながら隠れ家的雰囲気■心落ち着く小料理屋
浅草駅(東武・都営・メトロ)から徒歩4分(250m)
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