椎間板ヘルニアと診断されると、多くの方が「飛び出した椎間板が神経を圧迫して痛みが出ている」と考えます。
しかし、医学研究では興味深い事実が報告されています。
研究で報告されている事実
MRI検査を行うと、痛みのない方でも椎間板の変性や膨隆、突出が見つかることは珍しくありません。
また、近年の研究では、痛みには神経圧迫だけではなく、炎症や血流不足(虚血)など、複数の要素が関わることが示されています。
痛みと筋肉の状態について
筋肉は細い血管が網の目のように走る組織です。筋肉が硬くなると、その血管が圧迫され、血流が滞りやすくなります。
これが虚血と呼ばれる状態で、
・ジンジンとした感覚
・しびれ
・重だるさ
・動かした際の不快感
といった症状との関連が指摘されています。
筋肉が硬くなる三つの要因
① 老廃物の蓄積
代謝産物が抜けにくくなることで、筋肉に張り感が出やすくなります。
② エネルギー不足(ATP不足)
筋肉はエネルギーがないと柔らかい状態に戻りにくい性質があります。
③ 筋肉ロック(防御反射)
身体が危険を感じた時に、その部分を守るため筋肉が反射的に固まる現象です。
アプローチの考え方
ストレッチだけ、温めるだけ、揉みほぐすだけといった単体のアプローチでは、他の要因がそのままのため、変化が続きにくいことがあります。
ゼロ化整体では、この三つの要因に同時にアプローチすることで、身体の本来持つバランスをサポートすることを目指しています。
よくいただくご質問
Q:ヘルニアは自然に変化することがありますか?
A:医学研究では、時間経過とともに自然吸収が確認されたケースも報告されています。
Q:医師に手術を勧められています
A:医師の診断とご意見を最優先にお聞きください。その上で、ご自身に合った選択をされることをお勧めします。
最後に
身体は本来、回復しようと働く力を持っています。
痛みが続いている時は、その働きがうまく発揮できずに助けを求めている状態かもしれません。
ヘルニアという診断だけに意識を向けるのではなく、周囲の筋肉の状態や、身体全体のバランスという視点から見直してみることで、新しい気づきが得られることもあります。
焦らず、やさしく、今の身体と向き合いながら進んでいけますように。