天眞正自源流兵法とは、千葉県香取で天真正伝香取神道流を修めた小瀬与左衛門尉長宗【のち瀬戸口備前守政基】が、室町時代中期の永正五年に九州鹿児島県(薩摩)で創立した日本剣法です。
小瀬与左衛門尉長宗は、十二の秘太刀を編纂して、これを尊形と名付け天眞正自源流兵法の礎を築きました。
流祖以来、厳然と受け継がれた「天眞正自源流兵法」の道統は、幕末明治維新に至るまで、薩摩(鹿児島県)に於いて正しく継承され、現在に至っています。
明治・大正・昭和の動乱時代に於いては、敗戦後の日本を復興するなど多くの困難がありましたが、この尊い伝統武術を護り伝えたいという第27代上野靖之源心は、皇室出身の賀陽宮恒憲王殿下を名誉総裁に迎え、昭和39年東京浅草に尚武舘武道場を設立して一般にも門戸を開放しました。
第28代上野景範は埼玉県春日部市に尚武舘を再建し、その和を世界に広げ、国際連盟御流儀一門会を創立し、実弟の第29代上野童心宗家と共に公開指導を実施しております。
自源流の特徴は、華麗とも言える円運動の居合術にあります。
流れるような円運動の中で、時には真剣で巻藁や竹を両断しながら、瞬時にして納刀する姿は現代の居合道には見られない動作です。昭和30年代には、当時の時代劇を代表する俳優達にも指導が行われて多くの支持を得ました。
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