こちらには二度伺いました。一度目は大分昔で、有名な円山応挙の幽霊画があった頃です。その時は、その幽霊画以外にも、骸骨の絵のような掛け軸もありました。いまでも、曼殊院にその幽霊画があると思って拝観に来られる方があるようですが、もう7・8年前に元の持ち主の所へ返還され、今はないそうで、二度目に伺った時は幽霊画はありませんでしたので、ご注意ください。
こちらは、狩野探幽の障壁画など、「絵」に見ごたえを感じます。また、庭園は、多分つつじではないかと思いますが、丸く剪定された木立が印象的な枯山水庭園が見ごたえがあります。
ちなみに余談ですが、私が一度目に伺った際、幽霊画を見落としてしまい、出口で受け付けの方に、「あの小さい骸骨の掛け軸が幽霊ですか?」と伺ったら「違いますよ、入って右にありますから、もう一度行って見てきて下さい」と、御親切に再入場させて下さいました。もう幽霊絵はないのですが、受付の方の御親切に感謝いたします。