円通寺

京都にあるお寺で、後水尾上皇の幡枝離宮のあとに、1678年、霊元天皇の乳母円光院文英尼公を開基とし、妙心寺第10世の景川宗隆禅師を勧請開山として創建した臨済宗のお寺です。
建立1678年で京都の中ではそこまで歴史は深いわけではありませんが、雰囲気の良いお寺です。

　臨済宗妙心寺派の寺院。
　本尊は、聖観音。
　1639年、後水尾天皇が造営した山荘幡枝離宮。
　修学院離宮の造営に伴い、近衛家に譲渡されました。
　1678年、圓光院文英尼氏が開基となって、臨済宗妙心寺の禅宗に改め、妙心寺10世の影川宗隆氏を勧請開山としました。その際、後水尾天皇より「圓通」の勅額を賜っています。
　1680年、皇室の勅願所となっています。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　松戸の武術師範より

こちらは、比叡山を借景とした庭園で有名です。とても広大で、シンプルな作りで、木と、石、山が見事に一つの景観を作り出しています。場所がやや、奥まったところにあるので、静かな寺院ですが、庭園は名勝庭園で、必見の価値があります。

私はこちらで、結構長い時間庭園を眺めさせていただきました。
じっくりマイペースで、静かに拝観できるのも良いです。
また、こちらの借景庭園はとてもスケールが大きいので、こういう素晴らしい景観を見ていると、京都の景観を維持する意義について改めて考えさせられます。

こちらは、紅葉も見事です。