京都シネマ

スクリーンが小さいことに驚くひともいるだろう。一応ドルビー対応なんだが、音響も良いとはいえない。それでも少し前までネット予約はできなかったし、座席も選べなかった。それを思えば素晴らしい進歩だ。少しでも大画面の雰囲気を味わいたいなら前列2〜3番めぐらいの席を選ぼう。
マニアックな映画が上映されるので、それを喜べるひとにだけお薦めできる劇場です。

他の映画館に比べると、静かだと思いました！ 時間帯によるのかもしれませんが。

なので、落ち着いて映画をゆっくりと見ることができました。

あまりバンバンＣＭしていないような映画も多数上映しているので、映画が好きな方は、いい映画と巡り会えるかもしれませんよ！

まだ数回しか行ったことありませんが、ほかの映画館に比べはるかに落ち着いて鑑賞できます、お客さんが本当の映画好きな人たちが多いのでロビーも静かなもんです。
一人でゆっくり落ち着いて映画を観たい方はここがいいですね、なかなか都合に合う時間と上映時間が合わないこともありますがおススメの映画館です。

今日は、はよか〜ら、京都シネマへＧＯ！！
４本見るんだ！！

ご飯食べに行く合間なんてなく、ひっきりなしなので(お正月に経験済み)
行く前にパン屋さんで、パンを買う。
この映画館は、飲み物だけＯＫ。飲食はＮＯなのだ。

知らなかったらしい、前の父親と娘ふたりが、
よりによってカラムーチョを　バリバリ食べだし、臭いーーー。
やめてくれよーーー！！
すぐ、注意されていた。よっしゃー。

お盆だ！映画だ！今日は４本ぶっ続けで見るぞ！！
さあて
１本めは、「純喫茶磯辺」１０時台〜
（宮迫博之　仲里依紗　麻生久美子）　

終わったとき・・

りおんと　ふたりで言った

「おもしろくない・・・」「なんじゃこりゃ」｢あのバカ女むかつくし」

キャストに期待していた。

個性はあるけど・・ストーリーが・・・。
あんまり辛口コメントは書かないのだけど、ばかばかしすぎ。
吉本でも、バラエティーでも
笑えないあたしらには・・・無理。

ありえない・・・。なにがおもしろいかわからない。
映画は人生勉強だったりするけど・・こんな人間ばっかいるの？
しかも、見なくても先が読める。
ひとつだけ　この映画を見て読めなかったことは、
一番まともそうな　水ばっか飲んでるお客さんが
実は一番危なかったってとこかな・・・。

ふーーーっ。

２本め、「歩いても　歩いても 」１２時台〜
（阿部寛　 夏川結衣　 YOU　寺島進　 樹木希林　 原田芳雄）

｢誰も知らない｣　の監督ってことで期待大。
こんな家族が多いやろーーなーー。とも思う。
けど、私には家族がないけど、
ふうーーん、こんなもんやろーなーって感じ。
あまりに普通すぎる。
３０年後にこの作品は　日本人家族の象徴として
貴重がられるかも。
現代の日本の家族を　この監督に撮らせたらぴか１？
個人的には、「誰も知らない」の方が、身近に感じた。
うまい役者さんだけに、もっといい役(ストーリー)がほしかったな。

さあて、３本め「たみおのしあわせ 」１４時台〜
１本目の　純喫茶磯辺に　頭を殴られ、
２本目の　歩いても歩いてもに　なんだかいらいらし、
期待の３本目！！
（オダギリジョー　 麻生久美子　 原田芳雄　 大竹しのぶ　石田えり）
キャストが好きな人ばっかりだ！！

うーーーん・・・いまいち・・・

石田えりと　大竹しのぶが　逆のほうがよかった・・。(爆)
麻生久美子は、夕凪の町・・のイメージが強すぎて・・
男好きの役に　なんか　無性に　むかついてしまった。

よく、わからない映画だった。

りおん「だから言ったやん、ここの映画館はおもしろくないやろー。こんどからやめよ。もうかえろー。さいごの映画だってきっと面白くないよ。」

わたし「そんなん、観てみんと、わからんやん。おもしろいのもあったし。
お金だって、朝全部の４本分まとめて払ったし。
まだ、あと１本みるけど、もしもこの３本よりも面白くなくっても
１日が、台無しだったって言って、怒るのはやめよう。」　

子｢そうやな。今までの中では、歩いても歩いてもが　まだましやな。」

そう約束をしたくらい、面白くなかった。
疲れていたのか。。
邦画が面白いって、最近思ってたのに、役者だけいいの使って、
今回はよくなかった。
子どもにあーは言ったものの、私も帰りたいくらいだ。
それに、この３本とも、監督同士、話し合ってるんじゃないの？
と思う　共通点がある。

せりふの中で、「あれ」が頻繁に出てくるのだ。
一般的な家族の密度が希薄になってるんだなあーと　考えさせられた。

さあて、ラスト４本め、「百万円と苦虫女 」１７時台〜

純喫茶磯辺→歩いても歩いても→たみおのしあわせ・・に
ことごとく裏切られ、もう帰りたくなっていた私たち。
（ 蒼井優　 森山未來）だれ？？

きょう、４本連続の中で一番期待してなかった会場に入る。
ところが！！
これが一番おもしろかったーーー！！
感動もしたーー。　　

お尻が痛かったのも　まったく平気になっていた。　お勧め度★★★★★

途中何度も、こっそりひっそり　｢最高やな！｣と言いあった。
２１歳のチャーミングな女の子が刑務所に入ったところから
はじまるこの映画は　すごい！！
今をしっかり浮き彫りなだけ、ぞくぞくひやひやする。
そしてはっきり希望も見える。
救われたわーーー。
最後の最後に、いい映画と出会えてよかった。
あーーー。邦画って　やっぱりおもしろい！！

映画館を出たのは夜の８時。
あ〜〜おなかすいた〜。