農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点
- 住所
- 静岡県静岡市清水区興津中町485-6
- アクセス
興津駅から徒歩3分(220m)
農研機構は、我が国の農業と食品産業の発展のため、
基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行う機関です。
口コミ
小さな頃からよく行きました。
50年くらい前にこの機関の研修生の方が知り合いの所に下宿されていて知り合いになり、試験場に連れて行ってもらいました。
其の当時、柑橘以外の野菜、果物の研究もなされておられたのでイチゴとかパセリ等を頂いた記憶があります。また、この試験場での催事のときなどにも行きました。
柑橘の新品種・清見など多くを世の中に出しています。
興津の宝と言って良いと思います。
今回の出張で視察先として選んだ場所です。私の実家もミカンを栽培しており、常々来てみたかったということもあり、視察の交渉をしてOKが出たのでお伺いしました。もちろん私の職場とも(多少)関係がありますので、私的旅行ではありません(上司が許可をしたので問題ないはず)。
JR静岡駅から在来線に乗り換え、興津駅まで約15分。興津駅改札をでて左へ進み、最初の踏切を渡ると、つきあたりに立派なプラタナス並木のある正門が見えます。
100年以上前に果樹、特にカンキツ(みかん)の新品種開発や栽培方法を研究する為に設立された国立の果樹試験場がルーツと聞いています。ポジション的には短大のような位置づけで、高卒以上の人が2年間みかんについての技術を身につける学校のような感じです。そのため、私の父の世代(60歳前後)の頃は、みかん農家の跡取りの最高学府のような存在で、そんじょそこらの大学に入るよりも狭き門だった、ここで学べた農家は地元で英雄のような目で見られることも多かったと聞いています。
最近は国立大学同様、独立行政法人のような位置づけとなっているためか、農業人気の低下、みかんの価格低下などのためか、学生さんも少なくなってしまったようです。しかし、敷地内には伊藤博文の別荘跡地など、歴史を感じる場所が残っています。
また、明治の終わりに日本がアメリカ(ワシントン)に贈った桜の苗もここで栽培されたもので、当時の栽培技術を結集し、6000本近い苗の全てが病気にかかっていない状態で届いたことにアメリカ人が驚いたというエピソードからも常にトップクラスの技術が開発されていたことがうかがえます。現在その子孫にあたる苗(里帰り桜)が敷地内に植えられています。
また、みかん農家ならだれもがその偉大さを知っている「清見タンゴール」というみかんの品種の母樹や、後に続けと言わんばかりに新品種の卵となる苗たちが栽培されています。
多少ですがみかん栽培の知識があるので、説明を聞いていると興味をそそられる研究が色々と行われていました。ちょっとマニアックになるかもしれないのでここまでにしておきます。
デジカメでは大量に写真を撮ったのですが、説明を受けているときに携帯電話は取り出しにくく、入口の写真しか撮れませんでした。秋頃には文化祭的なイベントで、敷地内を一般公開しているようなので、興味のある方は是非!
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