漢方・自然薬が好きな薬剤師
広島大学医学部薬学科卒業、薬剤師免許取得後、静岡の総合病院に2年間勤務、その後調剤薬局勤務を経て結婚し、両親が営む谷薬局に勤務しました。
創業1954年の谷薬局は薬はもちろんのこと、ミルクから、化粧品、雑貨、農薬まで、豊富な品ぞろえの、地域密着型の薬局でした。今では乳児検診は保健所で行うが、当時は乳児検診も当薬局で行ったそうで、お客様から度々そのお話を伺いました。早くから処方箋も取り扱い、連日多くのお客様でにぎわっていましたした。
さまざまなお客様に対応してゆく中で、西洋薬は対症療法で、今困っている症状は取り除いてくれるが、身体がそのようになる原因を治す根本療法ではない、ということに疑問を感じるようになりました。
対症療法ではなくて、根本療法がしたい、それは漢方だ。
漢方薬に興味を持ち、勉強を始めました。私自身、体調不良のときに、病院では異常がないといわれたが漢方薬で体調を取り戻し漢方の効き目に確信を覚え勉強をかさねてゆきました。
1988年、2代目として谷薬局を引き継ぎます。漢方を知り、経験を積むほどに店内は漢方薬が増えていきました。調剤をやめ、西洋薬のスペースは、自然薬や、調味料に置き換えられて行きました。
2000年、漢方相談薬局として生まれ変わりました。
体質を見るという、病院の治療とは違ったアプローチの仕方で漢方薬を選び、元気な体と心を取り戻していただきたい、そんな思いで毎日店頭に立っています。漢方の素晴らしさ、奥深さに魅かれ、一人でも多くの方の健康づくりに漢方薬が役立つよう、一人でも多くの方に漢方の素晴らしさをお伝えできるよう、勉強を続けています。