アンニョンハセヨ。韓国語講師の金 賻城です。
現代を生きている私たちは、いわゆる国際協力の時代に生きています。外に出なくても家の中でオンラインを通して世界の色んな人、色んな社会に出会うことができます。仕事の場面はもちろん人と人との間にも言語を含んだ社会的文化の理解という意味での学習はかなり必要とされるようになりました。違う文化違う社会違う人間を理解する努力は決して時間の無駄ではなく、異文化への出会いは自分が誰なのか。自分の国自分の文化自分自身を理解することにつながるのです。
国際社会の中、自分以外の世界を理解し、その中での自分の世界を比較することができ、本当の自分が見えてくるようになります。
その意味からすると、外国語を勉強することは、ただ言語を覚えて勉強するということではなく世界の様々な文化を理解し勉強することだと言えるでしょう。
日本に来たきっかけは、祖母のことをもっと知りたかったからです。祖母は、今で言う在日韓国人でした。祖母の時代には、たくさんの韓国人が日本に住んでおり、祖母の家族も日本に住んでいたそうです。後で韓国に帰国することになりますが、私の祖母は帰ってきた後にも年に何回か自分の第2の故郷であった日本に行って友達に会いたいと寝言のように言ってました。祖母は、今はもういなくなりましたが、僕の小さい頃、炊き込みご飯やらっきょう、明太子、納豆などよく食べさせてくれました。韓国で学校に行ったことがないので韓国語は話せますが、書けない。しかし日本語はペラペラで日本語でメモをしていたことは未だに覚えております。最初は、祖母のことをもっと知りたくて日本に来ました。日本語を学び、生活し始めてやっと祖母の話や行動がより深く理解できるようになりました。
韓国語講師になったきっかけは、大学時代にバイトをし出した頃、初めて韓国語講師ということがあるのを知りました。自分が何かを教えることに自信はあんまりありませんでしたが、自分の国、韓国のことや韓国語をはじめその文化などに興味を持ってくださる方々の楽しみのサポートをさせていただくということになにかの嬉しいやりがいをみつけたのです。僕が韓国人だから、こうだという一方的な教育指導ではなく、韓国が好きな方々の気持ちに応えられる教育理念をもってみなさんの韓国語能力の向上に役立つ有益なレッスン内容になっていただきたいと思っております。