干ばつに例えれば、鍼灸=ダムや水門を開ける閉める、導引=足りない分の雨を降らす。※鍼灸が悪いわけではないですよ、作用の違い。ただ雨が降らなきゃ終わりだということ。
鍼灸は経絡=気そのものの大きさではなく【流れ方の調整】。個人個人の一定量の気を、経絡という連絡網を使って、こっちを開けてこっちを閉めるというように各部へ分散させる。このとき使うのがツボという。仮に生涯、病気やけがもなく健康であっても気の量が増えるわけではないので寿命は変わらないとする考え。
導引は陰陽五行=気そのものの【大きさの増減】。
成人の気は大きく、老人の気は小さいというような意味で、仮に生涯、病気やけがあっても、短くなった分を含め気の量を増やすことで寿命が伸びるとする考え方。
この気を大きくする作用が、江戸時代までがんや結核(戦前まで)のくるしみに対応してきたわけです。
この点で導引が漢方医学で頂上に君臨する方法といわれるわけ。つまり、気がなきゃ始まらないので。どうやって、形のない気を作るんだよ!拝むのが祈祷するのか雨乞いか?この点が、宗教が絡んでいるという誤解を生むわけ、でもって漢方医学の中で一番怪しいといわれる理由、今も昔も導引は事実手技です!。
ちゃんと江戸時代の導引口訣鈔に按摩(手技)だって書かれていますからね。
導引の対象が気だからと言って、どこの誰だがいったか知らないが「手かざし」や雨乞いのような拝む祈祷ではありませんよ。何度もくどいようですが、れっきとした漢方医学の手技です。