権堂ビアガーデン

権堂駅近くのビルの上にある「葡萄屋」に、10年以上ぶりに訪れました。街を歩いていたら、外看板に「トリッパ」という文字が目に入り、辛いトマトソースが気になりました。瞬時にトリッパの魅力に引き込まれ、迷わずエレベーターのボタンを押しました。

エレベーターが開くと、入り口はすでに開いており、コロナ対策のための措置かと思いながらも店内に入りました。多くのカップルや仲間たちが楽しんでいる中、一人の私はやや場違いな感じがして少し気まずさを感じました。案内されるのに少し時間がかかったため、帰ろうかと思いましたが、カウンター席を提供してもらえることになり、座ることにしました。

早速、赤ワインのグラスとトリッパを注文しました。お通しにはスモークしたチーズが出てきました。チリ産のカベルネソーヴィニヨンは、価格に対して豊かで、タンニンが心地よく感じられ、チェリーや落ち葉、チョコレートのような風味が楽しめました。2切れのチーズとワイン1杯を楽しみました。

その後、トリッパが登場しました。思わず口に出してしまうほどの量で、一人でこれを食べきれるのかと心配になりました。しかし、実際に食べてみると、美味しかったです。ハチノス、ブナシメジ、玉ねぎなどが、ちょっと辛いトマトソースと絶妙にマッチし、バンズに乗せても美味しくいただけました。その後も同じワインを何杯か楽しんで、最高のひとときを過ごしました。

後で聞いたところによると、量は調整可能だそうです。ただし、現金のみの支払いという点が少し難点です。再訪する価値がある素晴らしい飲食店で、ワインが好きでなければビアホールとしても楽しめそうです。