胡子湯

長浜にある銭湯です。昔からある銭湯で小さい頃に連れて行ってもらったことがあります。
印象的だったのは色のついたお風呂で日によって違ってました。効能が違うのかな？
子供ながらお風呂を楽しんだ記憶があります。
懐かしいです。

今の銭湯の建物は昭和１０年、創業は１００年以上前と言われている銭湯で広海軍工廠に割と近いのに良く戦災から逃れたと覆いっきり感心しています。銭湯の土壁がつつましいが存在感を感じさせるおり、玄関は道路から少し奥に引いてあるどこまでもつつましい外観、扉を開けるとタイル貼りの土間の横に番台があり、脱衣室は長い歴史を丁寧に又、十分手入れして使ったことが良く分かる黒光りしている木製の床、ロッカが印象的です。浴室は石畳で浴槽は豆タイルで縁取りされており、深い浴槽はジェット、浅い浴槽は気泡風呂。お客さんが皆、風呂桶に風呂グッツを持ってしょっちゅう出入りしているのを見ると、地元に支えられているからこそ１００年以上の歴史を持っているんだなと思うと感無量です。

＜蛇足＞大正３年の風呂契約書や昭和９年の４銭と書かれた価格表を見せてもらうと許可者は警察署、保健所では無いことにビックリしました。