ヒカリノヤカタ
ホテル・ビジネスホテル・旅館
下条駅から4.5km
光のアートを感じさせてくれる建物です。 自然光と人工光と調和させてくれる施設で、世界で唯一宿泊が可能な施設になっています。和室は、屋根が特徴な和室で夜には、満天の星空を見ることができます。お風呂は、入浴すると体が光に包まれる感じです
アメリカを代表する現代アーティスト、ジェームズ・タレル。 彼の体験型作品(建築作品)が新潟県の十日町市にあります。その名は「光の館」。そこへ夏に行ってきました。「光の館」は(冬は豪雪地帯のようですが)豊かな緑に囲まれたところに造られた和風の建物で、宿泊することもできます。1日に数組(数名)しか泊まることができないので、予約は2〜3カ月前にし、ついでに夏、1泊してきました。 ここの一番の魅力は、建物の屋根が、電動で「ウイ〜ン♪」とスライドしながら動き、居間の屋根の部分をまるごとなくすことができます。「ウィ〜ン♪」と動く瞬間は、まるで特撮映画の中にいるようなワクワクした気分になりました。私を含む宿泊客はみな(この日は計8名)、夕方の少し前から、屋根のない、上空が開放された居間にしだいに集まり、あお向けになって寝ころびながら、しばらく上空を眺めていました。目の前に広がるのは、真っ青な空。そのさっきまで真っ青だった空は、しだいに色を失っていき、新たに浮き上がり色を増していくアカネ色……。移り変わる空の色をじっくりと眺めてみたのは、人生で…そういえばこのときが初めてでした。その空の色は、想像以上に豊かな表情を見せてくれました。その日の天候によって、空の色も異なるのでしょう。別の日も、またここに来たくなりました。 (就寝のときは、当然ですが、また、屋根を元に戻します。) そして、ここはお風呂も変わってます。 お風呂は、極力、明かりが落とされた空間で入浴することになります。 暗いので、最初は、転ばないか恐る恐る、お風呂に入っていきました。が、目が暗さに慣れてくると、逆に、光に敏感になっていきます。そして、しだいに壁や戸のすき間から、差し込んでくるかすかな光が、幻想的な空間を生み出してくれます(もしくは、そのように見えてきます)。 宿泊料金は施設利用料20,000円+1人当り3,000円。数名のグループで宿泊すると、1人当りの宿泊料金は、通常の旅館やホテルに泊まるのと、それほど大きな差はありません。 「光の家」は、民宿や旅館・ホテルとは勝手が違いますので、宿泊にあたっての料金を含む詳細等は公式ホームページをご参照ください。夜は、宿泊客以外には、周りはほとんど人はいません(緑はいっぱいですが……)。 その分、夜は、虫の声がよく聞こえてきます。 非常にレアな体験をすることができて、行って、宿泊して、良かったです。
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