植木屋旅館

豊かな山や緑に囲まれ、冬は豪雪地帯。人里離れたところで、100余年も営業を続ける温泉旅館です。

過疎地の活性化のために開かれた、越後妻有アートトリエンナーレ(3年に一度開催)の開催中、夏に、二度ここに宿泊しました。

ここで一番のおススメは弱アルカリ性の天然温泉。源泉掛け流しになってます。
古い木の浴槽に深く肩まで入り、少し濁ったとろとろの湯に長く浸かっていると、疲れが次第にとれていき、肌がつるつるになりました。
(湯加減はぬるめで気持ち良いので、すごく眠たくもなりました。)

温泉には何度も入りましたが、ある時間、たまたま、湯船でお隣に浸かってた、初対面の60歳程の年配の方と話もしてみました。その方は、奥様が足の調子が悪いそうですが、ここの湯に入ると、その調子が少しよくなるので、時々、東京から夫婦で訪れているそうです。

また、この旅館は、手塚眞監督の映画『白痴』(原作・坂口安吾)のロケにも使われたところのようです。

夏は、庭で、ホタルにも出会えました。

夜になると周りは真っ暗です。

周りには飲食店や商店はありません。

自動車がないと交通は不便です。

夜は、旅館で出された食事(山菜、魚など)が、いつも以上においしく感じられ、みなで食事に集中できました。やっぱりお米が美味しいです。

また行ってみたい温泉旅館です。