「子どもの心にふれる絵」の創造を目指して「童画」という言葉を生み出し、その独特の画風で童画界をリードした芸術家 武井武雄の功績を称え1998年、郷土である長野県岡谷市に開館しました。
童画、版画、刊本作品、玩具など武井芸術の全てを楽しめる唯一の美術館であり、日本や世界の童画作品も展示し童画ファンのメッカとなっています。武井が使っていた創作机や身近な品々もそのままの形で残され、展示室内の壁面には刊本作品『迅四郎の窓』の世界がステンドグラスで再現されています。
他にも、季節ごとにテーマを変える企画展の開催やアメリカのイラストレーター、モーリス・センダックの作品など国内外の絵本作品も数多く展示し、何度来ても楽しめる工夫を凝らしています。
ミュージアムショップでは絵本、関連図書、オリジナルグッズの販売、絵本ライブラリー「はらっぱ」ではバラエティーにとんだワークショップと2000冊余りの絵本を楽しむことができます。ゆったりと寛げる喫茶ラムラムも併設され童画好きにはたまらない美術館です。
“イルフ”とは“童画”とともに武井武雄の造語であり、“フルイ”を逆さにして「新しい」という意味を持っています。