✱「骨量」のお話
骨の健康状態の指標には「骨量」と「骨密度」があります。ここでは「骨量」についてお話します。「骨量」とは骨の中に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル成分の総量のことです。骨の丈夫さを評価する上で重要な要素であり、骨量が多いほど、骨は丈夫であるといえます。
✱年齢による骨量の変化について
●【骨の成長期】〈0歳~20歳〉一生のうちで最も多い骨量のことを「最大骨量」(ピークボーンマス)といいます。女性では15歳~18歳、男性では20歳前半までに最大骨量に達します。このことから、骨の成長は20歳までが大事といえます。
●【骨の成熟期】〈20代~45歳〉その後、男女とも40歳くらいまでは、骨量はゆるやかに減少します。この時期は最大骨量を減らさない生活を心がけます。
●【骨の衰退期】〈45歳~〉45歳くらいからは、加齢による新陳代謝の低下で骨量は減少傾向に転じます。男性は比較的穏やかに減少します。しかし、女性は閉経を迎えると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が一気に減少します。それに伴って骨量も急激に減りはじめます。加齢に伴う骨量減少を抑える工夫が必要になります。
◎【20歳までに骨量を増やしましょう】
(成長スパート期を含む)思春期を経験した20歳代までに、最大骨量(ピークボーンマス)を増やしておくと、骨粗鬆症の発症時期を遅らせることができるとされています。
日頃から、❶運動、❷バランスの良い食事(主にカルシウム・ビタミンD・タンパク質)、❸規則正しい生活 を心がけておきましょう。
「骨の成長期」にどれだけ「骨を育て、骨量を増やす」かが、将来の骨粗鬆症を減らして、若々しい毎日を過ごすことができるかにつながるからです。
〈成長期の皆さん・親御様〉どうぞ焦らず、気負わずに心にゆとりをもって毎日を過ごしてください。応援しております。