陸奥国分寺薬師堂

伊達政宗公の命により再建された陸奥国分寺の金堂になります。
1607年落慶した現存する仙台最古の木造建築物の一つで、国指定重要文化財となります。
天平年間に聖武天皇の勅願に基づいて建立された金光明四天王護國之寺のうち最北に位置する奥州鎮護の根本道場で、歴史を感じさせます。

聖武天皇が奈良時代に建立した
本州最北の金堂だが
伊達政宗公の命によって再建されたという

が、とにかく歴史を感じる藁葺き八脚門の怖ろしく古い山門
阿吽の仁王像は「ん？」と首を傾げたくなる
実にユニークな立像
つまり色彩は朱色ではなく、幽かに残る色から推して
どう見ても青色
さらに筋骨隆々にはほど遠く
あばら骨が見えていて、なんだか弱そうなお姿
拝観する者が「助けましょうか？」と言いたくなる感じ

広い境内には国分寺の跡を示す礎石が目につく

鐘楼は普通に見かける形でなく
二階家風に見える朱色の屋根を乗せたスタイル

本堂はやたら堂々とした印象の瓦屋根
国の重文に指定されているという
ここにある不動明王立像が特徴的で
左足の踵を台座から浮かしてい
火炎も割とスリム
天台宗系のお姿といわれている