中華たかせ

人形町の名店「Ino Cantonese 日本橋たかせ」で、極上の広東料理ディナーを堪能しました。以前のランチ時に高瀬シェフからおすすめされていた絶品フカヒレを含むおまかせコースと、シェフ自慢のワインペアリングを楽しむことができました。
コースは13,800円で、フカヒレは別で7,500円を追加。ワインセットは4,800円でシェフおすすめのペアリングを頼みました。18時開店とともに、店内の少人数の個室に通されました。
まずはマスカットベリーAのロゼワインから。冷やしビーフンにはウニやアジなど豪華な海鮮がのり、出汁との相性も抜群。鱧とミル貝の一品にはナッツ辣油が香りよく合いました。鮎の春巻きは柔らかな香りとパリパリの皮の食感のコントラストが面白かったです。
メインの大フカヒレスープは、薄味ながら凝縮された旨味に酔いしれる逸品。調味料は一切使わず、肉や魚のダシのみで仕上げられているそう。フカヒレの繊維質が特上で、スープとの絶妙な絡みに感動しました。
その後のタチウオの香り焼きに中国野菜のアマランサス炒め、和牛のチンジャオロースなど一つ一つが妙技と呼べる出来映えでした。ピュアな素材の味わいを存分に堪能できるお料理ばかりです。
最後は3種の絶品ご飯ものとスイカのデザートなど、見た目も美しく遊び心のある料理の数々に舌鼓。お茶菓子まで台湾の味わいが楽しめ、行きたくなる思いが募りました。
極上の素材と料理人の妙技が光る名店の舞台に酔いしれる、至福のひと時となりました。6万円のお会計は納得の価値がありました。またぜひ伺いたい最高の思い出に残る極上広東ディナーでした。