リモートワークの普及に伴い、肩こりや腰痛に悩む方が急増しています。ある調査では、在宅勤務を始めた方の約60%が「姿勢関連の不調を初めて経験した」と回答しています。この現象の背景には、「脳と体の通信エラー」が潜んでいます。当院の神経促通手技を使った効果的な対策法をご紹介します。
【3大原因と神経メカニズム】
1. モニター位置のズレ
ノートPCの多用で平均13cm下がった視点が、首の前傾を加速。頭部5kgの重量が首に3倍の負荷(約15kg)としてかかります。
2. 静止姿勢の持続
30分以上同じ姿勢が続くと、筋紡錘(筋肉の長さセンサー)が誤作動。脳が「この姿勢が正常」と誤認識し、緊張が定着します。
3. 運動量激減
通勤歩行の消失で、1日平均4,200歩減少。下肢の筋ポンプ作用が低下し、老廃物が腰部に滞留します。
【即効セルフケア3選】
1)5秒タッピング(肩こり対策)
鎖骨の下を人差し指で軽く叩く(1秒2回×5秒)。皮膚の振動が神経を刺激し、僧帽筋の緊張を30%緩和。PC作業前後に実施すると効果的です。
2)仙骨リセット(腰痛予防)
椅子に座ったまま、骨盤の中央(仙骨)に手を当ててゆっくり前後傾。固有受容器が活性化し、腰椎への負担を分散します。1時間ごとに3回繰り返しましょう。
3)窓辺呼吸法
2時間ごとに窓辺で「4-7-8呼吸」を実施。外を見ながら息を4秒吸い、7秒止め、8秒かけて吐きます。視覚と呼吸の連動で自律神経が整い、血流量が18%アップします。
【環境調整の知恵】
・モニター高さ
目線の高さに画面上部を合わせ、首の前傾角度を15度以下に保つ
・椅子改造術
クッションで坐骨を安定させ、背もたれにタオル丸めを設置して腰のS字カーブをサポート
・光環境
500ルクス以上の照明をデスク左斜め上に設置。瞳孔の収縮が頸椎の負担を軽減します
在宅勤務の体への影響は個人差が大きいもの。自分に合った予防法を見つけることが、生産性向上のカギです。
◎出張整体M2ではお客様それぞれの痛みのパターンを分析し、ひとりひとりに合わせたセルフケアのアドバイスも行っております。
セルフケアをしたいけど上手くできない、やり方が合ってるかわからない、という方は出張整体M2にご相談ください。
