石楯尾神社は、相模原市緑区藤野町名倉にある神社です。石楯尾神社の創建年代等は不詳ながら、エボシ岩の西端(相模川)が桂川に面して楯の様に切り立った岩が屹立していた地に産土神として鎮座、古来より崇敬を受け、天安元年には神階従五位下を授けられ、その後延長5年(927)に作成された延喜式神名帳にも記載されている延喜式内社です。源頼朝も祈願所として御墨印七十五石余を寄進、奥三保18ヶ村・川入郷7ヶ村25ヶ村の総社でしたが、三増合戦により焼失、江戸期には名倉村のみの鎮守社となっていました。明治維新後の社格制定に際して郷社に列格、相模式内十三社の一社です。