ブラックフォーマルは冠婚葬祭に着用する
礼服の事です。
男性はよく礼服として冠婚葬祭両用の方が
いらっしゃいます
実は コレは簡素化され正式では有りません
結婚式はブラックスーツ
お葬式は漆黒のスーツ
つまり 同じ黒でも 全くその濃さが違います
葬儀に参列した際に淡色の黒のスーツを
見かけますが 此方は冠婚葬祭用に!と
売られているモノではないかと
残念に思います。
★ここからは 余談内容です
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私はセレモニーを
大切と教えられて育ちました
葬送には参列者が黒づくめですから
その黒の違いがよく判ります。
私のお嫁入り衣装の一つである喪の着物は
京都にて1年間かけて染めを繰り返して
仕上げた漆黒で母の拘りです
「恥をかかぬよう」にと。
見られていないようで見られています。
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私達が受入で預かった際に直ぐに判別出来る
礼服は手にした際の重さなんです。
その礼服は一般のスーツとは仕上がりが
異なります。
そして オススメするのが温水洗いを追加して頂くこと!
汗をかかない人はいません
又 お線香の香りは想像以上に染み込んで
います
それらを ドライ溶剤だけで洗うのは無理
です
次回 いつ着用するかも知れない礼服…
汚れが残留したまま保管していて急な着用時に
出したらカビが!!!
と慌てて持ち込まれる方を沢山見て参りました
そうならない為にも追加をお声掛けしています
以前に 安価なクリーニング店へ
出されたお客様が やり直しをお願いして
来店なさいました
『お葬式に参列したら 自分のだけがラインが
入っていなく恥ずかしい思いをした。』
とのことです
安価なクリーニング店は経済的には魅力が
あります(←私も惹かれますが仕上がりダメ)
が その価格の違いは技術の違いと申しましょうか
詳細内容を記載するには語弊ありますので…
フォーマルなシーンに参加する際には
綺麗な礼装でと 是非にお願いします。
喪の際には
白いワイシャツに黒いシワのないネクタイ
パンツ裾はシングル鉄則でセンターライン
を入れ 金具や余計なデザイン無しの革靴。
お祝いの席には 決まりは無しですが
ピシッとした襟の白シャツに
シワのないネクタイをして
ポケットチーフも添えてみましょう!

このシーン別に着用するブラックカラーの
違いはお判りになりますか?