鈴木食堂

小山市にある「鈴木食堂」を訪れました。11時30分には営業していなかったので、近くの古本屋で時間を潰してから再度訪問すると、暖簾が出ていたので入店しました。
店内には昔懐かしい柄の天板のテーブル席が6卓並んでいます。綺麗に使われているようで、汚れや傷などのへたりは感じられませんでした。厨房上にはメニュー営業案内があり、ラーメンや味噌ラーメン、親子丼、チャーハン、揚げ物の定食など、20種弱の料理が用意されています。
卓上には醤油や七味、ホワイトペッパーが置かれ、割り箸や爪楊枝、シボの入った濡れ紙おしぼりも用意されています。水やお茶はセルフですが、一杯目は持ってきていただけました。
喫煙可能なお店なので、タバコの煙が気になる方は注意が必要かもしれません。今回は野菜炒め定食を注文しようと思いましたが、つい「タンメン」と言ってしまいました。
しばらく待つと、タンメンが到着。定番の味わいで、厚切りの椎茸がアツアツで特徴的です。野菜はたっぷりで、しっかり火が入っていて、やわらか過ぎず固すぎずちょうど良い食感。まだ黄身が固まりかけの落とし卵が、いい感じにアクセントになっています。
長年愛されてきたお店なのかもしれません。時の流れの中で結晶のように味が決まっていったのでしょう。そうやって残った味は、それはそれで貴重な普段の外食の味わいだと感じました。
小山で昔ながらの雰囲気を味わいたい方や、家庭的な料理を楽しみたい方には、「鈴木食堂」がおすすめです。長年愛され続けてきた味を、ぜひ一度ご賞味ください。