アメリカ帰りの寿司シェフ。
はじめまして、鳴島 修です。
20歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアに在住時にバイトしていた日本食レストランで出会った板前さんに衝撃を受けて帰国後、和食の店とグルメ系回転寿司店で働きながら調理師免許、フグ調理師免許を取得して27歳でアメリカ、カリフォルニアに渡りました。
当初はカリフォルニアロールなどアメリカンな寿司ロールに戸惑い、これが寿司なのか?と思いながら教わり、作ってましたが、本当にアメリカ人は寿司ロールが大好きなんです。ある日バカ売れしている自分で作った寿司ロールを偏見を捨てて食べてみたら「あら、美味しい」
現地の人の好みに合わせて大先輩が創り出した寿司ロール、素晴らしいじゃないか!カリフォルニアでは寿司が人気のあまりに韓国人やベトナム人がやっているなんちゃってな寿司屋も多く、自由すぎる発想でイキスギてしまっている残念な寿司ロールも少なくなかったのですがそれでもキチンと基本を抑えた店の寿司ロールは美味い!そう、寿司ロールは美味い!
現地で知り合った日本人女性と結婚後、滞在ビザの関係で33歳でアメリカから撤退。オーストラリアで永住権取得に挑戦するもリーマンショックの影響で許可が降りずに断念。
その後娘の誕生を機に日本でちゃんと働こうと大手回転寿司に就職して副店長を経験、それまでは調理しかしたことがなかったのですがバイトさんのシフト管理や売り上げに対する仕入れ原価など数字を学びました。
40歳になるのを前にして独立を決意。アメリカンな寿司ロールで勝負です。米軍の座間基地と厚木基地が近いので米軍のお客様が多く来ていただけてありがたいです。
ですが一般の日本人の方々にはまだ寿司ロールは受け入れ難い存在なのかなぁというのが日々の感想です。確かに自分も渡米する前は「そんなもの寿司じゃない、和食文化に対する冒涜だ。」と思っていました。
現在の日本の国内の寿司の主流はタッチパネルでオーダーしてロボットが握ったシャリ玉に手袋をつけたバイトさんがネタを載せるスタイルですが、世界では寿司ロールがスタンダードなんです。世界中でブームになっている寿司ロールが美味しくないはずがないんです。「握りじゃないと寿司じゃない」なんて偏見は捨てて、食べていただきたい。
ラーメンやカレーが日本に入って美味しく進化してきたように寿司の進化形を是非、体験していただきたいです!
- 得意なこと
実はフグ調理師の免許も持っている本格派板前。
- 趣味・マイブーム
趣味は訪麺。ラーメン大好きです。特に個人でやられているラーメン屋さんが好き。