へびのきよし
和食
湯島駅から徒歩3分(220m)
初めて訪れる際には敷居の高さを感じるかもしれません。最寄駅は湯島駅で、そこから歩いてすぐの距離なのですが細い路地に面していますし、あまり目立ちません。 店内に入ると清潔感があり静かな空間。 各地から集められたネタは旬の素材ばかりで、その日によっておすすめが変わります。 全体的にバランスが取れた品のあるお寿司でした。
湯島の路地裏にある「蛇の清(へびのきよし)」にて、おまかせ握りをいただきました。木のぬくもり漂うカウンターに腰を下ろすと、空気がすっと引き締まり、目の前で丁寧に寿司を握る職人の手元に自然と視線が吸い寄せられます。 この日は赤身からスタート。艶のあるマグロをひと口いただくと、しっとりした舌触りの中にほんのりと甘みが広がって、思わず目を閉じてしまう美味しさ。続いてはコハダ。軽く締めた酸味とシャリのまろやかさが一体となり、口の中でふわりと解けていく感覚がたまりません。 穴子はタレを使わず塩で。表面はふんわりと焼かれ、噛むと香ばしさと身のとろけるような柔らかさが広がり、最後に塩気がきゅっと締めてくれました。ガリはほんのり甘く、ネタとネタの間にやさしくリセットしてくれる名脇役。 味だけでなく、空間もまた素敵で、店内は静かで落ち着いていて、周囲を気にせずゆっくり食事を楽しめる雰囲気。大将は言葉少なめながらも、手元に気を配りながら丁寧に対応してくれて、心地良い緊張感とやさしさが同居する空気感でした。 お酒も控えめに合わせながら、ひとつひとつの握りを大切に味わう時間。派手さはなくとも、素材の良さと職人の手仕事が織りなす繊細なバランスが心に残るお寿司でした。静かに食事と向き合いたい夜に、またふらりと寄ってみたくなる、そんな一軒です。
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