旧目加田家住宅

中流武士の生活を垣間見ることができる、貴重な武家屋敷で
国の重要文化財にも指定されています。2階建てなのに平屋に見えるという
構造は、藩主が屋敷の近くを通る際に見下ろすことがないようにという
配慮なのだそうです。当時の岩国城下町でよく用いられた、両袖瓦と
平瓦を使った二平葺き（にひらぶき）が特徴的。素朴な中にもどこか品のある
建物です。上級武士の屋敷である香川家長屋門との違いが面白いです。

岩国にあるこの旧目加田家住宅は、18世紀中頃と見られる中級武家屋敷の数少ない遺構となります。
武家屋敷としては珍しく、二階が造られていて、当時の武家の様子がわかるので、中々興味深い建物で、見応えがあり、良いです。

岩国市の錦帯橋の奥にある吉香公園ないにありました。入場料は無料なのも嬉しいところです。
吉川氏に仕えた武士の家だそうですが、250年ほどの建物で、しっかりと保存されている印象です。
面白いのは、表からは一階にしか見えないのに、裏からは二階が確認出来ます。
瓦屋根も両側から組んであって、現代では見ない感じで興味深いです。
四時半閉館かろうじて見ることができました。時間には注意ください。
錦帯橋にきたら、少し奥にあるここもおすすめかと思います。いい雰囲気がありますよ。