長照寺

ほぼ１０年
何かにつけて相談に乗って頂いていた
算命学を日本に広められた方が
１９９８年に亡くなりました。

東京乃木坂の事務所でお仕事をされておられ
出身が長崎ということと、被爆者であることは知っていました。
しばらく足が遠のいていたある日
なんだか虫の知らせのようなもので事務所に電話をしたら
亡くなられていることを知った次第。

留守番テープにご自宅の電話が吹き込まれていたので
奥様とお話をすることができ
長照寺に埋葬されていることを教えて頂いたのです。

お詣りだけの旅でしたが
とにかく出かけたのが９９年。

寺町と称される地域だけに
お寺の多い町の中にある日蓮宗の寺社でした。
道路から数段石段を上がって山門。
「光栄山」の扁額をくぐり
小さいながら風格のあるお堂
その隣に鐘楼があって

本堂の前にソテツが植栽されているのが珍しい光景。

珍しいと言えばこの本殿の他に
敷地内にあるのが稲荷殿、護国殿。
よってお寺なのに立派な鳥居があったりして
祭殿も立派で
安置されている狛犬も、かなりの数が＾＾

むろん寺社本殿前には
石台の上に青銅製の立派な灯籠があって

全体的にはとても不思議なのに
調和の取れたお寺でした。

場所は長崎ですから
大晦日には教会の鐘が巷に流れるでしょうし
このあたりのお寺の鐘も打ち鳴らされることでしょう。

そんな想像を楽しませてくれるお寺でもありました。