私たちの体をつくる細胞は、日々新しく生まれ変わり、
古いものは代謝されていきます。
それは「血」も同じこと。
赤血球の寿命は約120日といわれ、
毎日少しずつ、新しい血へと入れ替わっています。
だからこそ、一時的に栄養を補うのではなく、
日々の食事で、継続的に整えていくことが大切なのです。
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■ 「血虚」は、量だけでなく“質”の問題も
東洋医学でいう「血虚」は、
単に血の量が少ない状態ではありません。
鉄やビタミンB12、タンパク質などが不足し、
血の質そのものが低下している状態を指します。
血の質が落ちると、
酸素や栄養、ホルモンが体のすみずみまで届かず、
・疲れやすい
・顔色が冴えない
・肌や髪の潤いが失われる
といった不調が、少しずつ表れ始めます。
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■ 良い血をつくる鍵は「タンパク質」
「鉄分は意識して摂っているから大丈夫」
そう思っていませんか?
実は赤血球の中で酸素を運ぶヘモグロビンは、
鉄(ヘム鉄)とタンパク質(グロビン)からできています。
つまりタンパク質の不足によっても、ヘモグロビンは十分につくられず、
結果として血の質が下がってしまうのです。
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■ 食事は、血を育てる一番の養生
人の体は、口にしたものでつくられ、保たれています。
偏った食事、加工食品や菓子パン中心の食生活、極端なダイエットは、
知らず知らずのうちに血を消耗させてしまいます。
「血虚」の方におすすめの食材には、
鶏もも肉・牛肉・卵・タコ・アサリ・かぼちゃ・黒ごま・くるみ・プルーン
などがあります。
完璧を目指さなくても大丈夫。
1日1回だけでも、良質なタンパク質を含む温かい食事を
意識することから始めてみましょう。
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忙しい日々の中でも、自分の体をいたわる選択を。
内側が満ちてくると、
表情や佇まいにも、自然と変化があらわれます。
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次回以降も、女性の不調と深く関わる 「血」 について、
さらに詳しくお話ししていきます。
━━ 血が整うと、美しさは静かに深まっていく。