はじめて奈良に行った時、まず東大寺に行きました。
修学旅行生がとても多く、鹿も寄って来るので少し怖かったです。
観光ブックを見ると「西大寺」というお寺も存在するので
対で見ておいた方がいいのかなと思い電車で2駅戻りました。
はじめは場所を間違えたのかと思うくらい静かなところでしたが、
ちゃんと「西大寺」と出ています。
ここには修学旅行生も、もちろん鹿もいません。
東と西でこれだけ違うんだと思いながら 静かな境内を歩いてみました。
本堂をはじめ多くの堂舎が立ち並んでいますが
これらは全て再建されたものとのこと。
創建当初は南都七大寺にふさわしい壮麗な伽藍として
にぎわっていたのかもしれませんが、
平安遷都や度重なる災害を受けて次第にさびれていったお寺だそうです。
今も普段はあまり人が来ないようなお寺ではありますが、
この広さと静けさは気持ちも安らぎ、意外と心地良いものでした。
「また来てもいいかな」などと帰りに思ったりもしました。