一番太鼓

東京メトロ銀座線・稲荷町駅から徒歩1分の場所にある「呑み食いれすとらん 一番太鼓」さんにお邪魔しました。店内に入ると、落語のポスターが天井まで貼られており、店主の落語愛が感じられるユニークな空間が広がっています。小上がりの席もあり、時折ここで落語会が開かれるとのこと。  

まず注文したのは、ランチの一押しである坦々麺。ゴマをペースト状にするところから手作りされており、ゴマの風味とコクが格別です。スパイスが効いているものの辛すぎず、油も控えめで、スープまで飲み干せるあっさりとした味わい。柔らかめの細麺がスープとよく絡み、最後まで美味しくいただけました。 

次にいただいたのは、麻婆豆腐。中華の鉄人・陳建一氏直伝の一品で、四川の調味料にこだわり、豆板醤の風味とラー油の辛さが効いています。爽やかな後味で、激辛ではないため食べやすく、ご飯との相性も抜群です。 

店主の福永さんは、『四川飯店』での経験を持つ本格派の料理人。基本に忠実でありながらも、大胆なアレンジを加えた料理を提供されています。スタッフと一緒になって新しいメニューを考案することもあるそうで、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみがあります。 

ドリンクメニューも豊富で、食事とともに楽しむことができます。店内の落語や競馬、ストリップなど、店主の趣味が詰まった装飾も見どころの一つ。稲荷町エリアで本格的な四川料理を味わいたい方には、ぜひ訪れていただきたいお店です。