生体の恒常性(ホメオスタシス)とは、外部の変化等から生体を安定した状態に保つ仕組みで、血管や呼吸等の循環器系・神経系・ホルモンバランス・自己免疫等の相互作用によって維持されています。生体の恒常性が維持できなくなると疾患に結びつきますし、筋肉や腱、靭帯等の軟部組織の健全性が低下します。はたまた、目の色や肌艶等の美的な要素が保たれるのも恒常性のおかげです。
生体の恒常性を保つうえで重要な役割を果たしているのが、生体を巡る体液です。
体液には組織の代謝を媒介する血液、細菌や老廃物を除くリンパなどがあります。ヒトの身体にある約37兆個の細胞活動を支える体液の恒常性が保たれてこそ、生体の各組織の恒常性も保たれるのです。
人間の体重約60%は体液です。しかし、運動不足・加齢・食事習慣・生活習慣・運動はしてもケア(運動とマッサージ等のケアはセット)不足等で、体液が存在する細胞間質の動きやリンパの流れが滞ってくると不調の原因となっていきます。
恒常性(ホメオスタシス)が整っていれば、通常は病気も怪我も起こりにくいということになります。
当院の施術の根幹はそこにあります。
