和食
志茂駅から徒歩13分(1km)
新田と聞いて、どれだけの人がこの街を知っているのだろうか。東十条から環七通りを鹿浜橋方面へ1kmほど進むと、荒川と隅田川に挟まれ、堤防で囲まれた城塞都市のような場所があります。都バスでしか行くことができない、いわば陸の孤島とも言える街です。 しかし近年、新たなニュータウンの開発が進み、王子寄りには「ハートアイランド」と呼ばれるマンションが立ち並びます。そんな新旧の顔を持つ陸の孤島の旧市街、下町の雰囲気が残る住宅街に、意外な発見がありました。 訪れたのはある日曜日の9月。通常も少ないお店の数が、休日になるとシャッターが閉まって寂しい光景が広がっています。新田は絶望的だと思いかけた時、商店街から少し離れた場所で、中華料理の赤い暖簾を発見しました。すかさず入店することにしました。 寂れた街にあるこのお店は、店内は賑わっていて、皆さん野球のユニフォームを着ていました。どうやら草野球の帰りの打ち上げのようです。戸を開けた瞬間、引き返すわけにもいかず、空いていたカウンター席に座りました。 店内にはカウンター4席と、小上がりの座敷に2人用の座卓が2つ、そして奥の座敷に4人用の座卓が2つありました。料理を作るご主人は一人でお店を切り盛りしています。 メニューはラーメン450円、チャーハン600円、餃子450円など、庶民的な価格設定が魅力です。私は理由もなく中華丼(650円)を選びました。カウンターと厨房の仕切りの小窓からご主人に注文しました。 先に注文された五目かた焼きそばが完成し、あんかけが溢れんばかりの盛り付けに、中華丼への期待が高まります。そして待ちに待った中華丼が小窓から出されましたが、何となく普通の味でした。豚肉、ちくわ、なると、キャベツ、もやし、にら、きくらげで、ゴマ油の香りがする醤油味の中華丼。特別な味わいではありませんが、普通に美味しくいただけました。 このお店の良さは正直わかりませんでしたが、地元の人々にとっては日曜日に営業している貴重なオアシスです。
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