心のゆとり、身体へのゆとり
私自身、中学時代の傷害事件をきっかけにPTSD(心的外傷後ストレス障害)等を患っておりました。
事件後、遅いかかる不安と恐怖から体調を崩し、自分自身を見失っていました。
年齢を重ねるにつれ、自分自身に向けられる言葉や視線に孤独を感じ、人を信じることさえできなくなっていました。
社会人になっても、病状は悪化するばかりで、アルコールや薬の大量摂取を繰り返すばかりの日々でした。気付くと、心の底から笑うことができなくなっていました。
自分自身を大切にせず、投げやりな毎日をすごしていました。
そんな時、症状の一つである過呼吸の後の全身の痛さから、近くの整体院を紹介され向かいました。
そこで、施術が終了した後、身体を起こすと、これまで抱えてきていたものが取れたように軽くなり、
これまでぼーっと見えていた視界が、はっきりと見えだしました。
「手を広げてごらん」
手を開くと、悩んでいた症状の一つであった十数年間の手の震えが、止まっていました。
「自分の身体をそうさせたのはいったい何??」
その日の夜に、自分自身の何かが動きだし、後藤先生に頭を下げ、通わせていただきました。
祖母の家で練習をしていると、田中医院の院長先生が祖母の往診をしに来られ、数か月、病院とのご縁もいただき本当に勉強になりました。
たくさんの力をいただき、たくさんの方達の優しさに触れ、今の自分がいます。
自分自身を見失っている時、近くで支えてくれていた家族や友人、周りの方達の存在に全く気付いていませんでした。
祖母2人、祖父1人の介護と、母の入院をきっかけに、地元である人吉・球磨へ帰ってきました。
祖母達を見送り、平成23年に、一人目の子供を授かりました。
平成25年5月には男女の双子を授かり、お産の大変さ、
子育ての大変さ、身体と心の大切さを、より一層感じました。
そして、離婚という選択支を選ばなければならない状況を経験しました。
この年、最愛の兄も40歳という若さで突然この世を去りました。
父の会社の倒産や、祖父母3人の介護、色々なことを一緒にのりこえました。
離婚と兄、親友の死を経験したこの一年が本当に辛い時期、格闘の時期でもありました。
人間の身体と心の奥深さ、本当に色々なことを実感している日々です。
これまでたくさんの方々に、ご心配、ご迷惑をかけた分、
少しでも皆様のお役に立てればと思います。