文殊仙寺

国東半島の中央にある文殊山の山腹にある天台宗の寺院です。
学業成就に御利益があるお寺とのことで、
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉が生まれたのもこのお寺だそうです。

上司が学生時代に一人でこのお寺に行って大層良かったと聞いたので、
国東を周遊する際に行ってみました。
その昔は何かすごい山道だったのですが、半島中央部に
快適な道ができていたため、結構行きやすくはなっていました。

本堂までは仁王様のおられる長い石段をひたすら上がります。
ここで見られる鐘楼門は超絶とした枯淡の雰囲気があります。
夕方4時をまわっていましたので境内は誰もいなくて、
まさに寂しさの風が吹いていましたが、
俗世間から離れた孤高感のようなものが感じられました。

境内には古い学校の校舎のような建物や石塔や巨木があって、
いやがおうにも寂しさを覚える光景なのですが、
この世の侘びさびを感じるにはふさわしいお寺だと思いました。

妻が母とまだ少し早いかもといいながら国東へのドライブを提案。国東の古寺探訪最後がこの文殊仙寺さんでした。三人寄れば文殊の知恵で知られる寺院です。駐車場からもかなりの木々が見られ紅葉のシーズンには凄い人出。少し早かったので人出はまばらでしたが所々紅葉がありシーズン中は文殊耶馬といわれるだけはありました。(耶馬溪は同じ大分ですがもっと山です^^)境内の1000年越えの欅が鎮座してます^^