皆さんにとって、心地よい状態とはどういったものですか?
現代医学の視点で数値に異常がない健康な状態であれば、自分にとっても心地よい状態でしょうか。
現代医学で考える健康は、一定の数値内で安定していて多くの人にとって病気のリスクが少ない状態を指す場合が多いです。
ですが、そこに【個人差】というのはあまり考慮されていません。
現代医学の上では健康でも、自分にとって心地よい状態と一致するとは限らないと思っています。
当院では、数値よりも【ご自身が心から満たされている状態】こそが、真の心地よさと考えています。
人の体は常に一定の状態ではなく、様々な影響を受けて日々刻々と変化しています。
四季の移り変わり、環境や人間関係の変化等はわかりやすいかも知れませんが、普段何気なく摂っている食事や、生活習慣も体全体に影響を与えていますし、そもそも年齢を重ねる毎に心と体は変化をしていくものです。
10年前と比較すればわかりやすいかも知れませんが、昨日と全く同じ状態である事も本来であればあり得ません。
自覚出来ない程のゆっくりとした速度で変化しているはずです。
そんな中でも日常を元気に過ごせるのは、人が元々持っている【自然治癒力】が働いているからです。
ですが、自然治癒力そのものが低下している状態では、普段通りにしている生活が大きな負担になってしまう事があります。
この時に、例えば痛み止め等でその場しのぎをして今の生活を振り返らずにそのまま続けていると、不調を長引かせてしまう要因になってしまいます。
当院で行う鍼灸は、自然治癒力の向上が大きな目的です。
自分にとっての心地よい状態を維持する上で、東洋医学の視点はとても大切です。
軽やかで健やかな日々を過ごす為に、日本の伝統鍼灸術でお手伝いさせて下さい。