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紀伊新庄駅から3.5km
上富田町にある小さな神社ですが、西行法師(1118〜1190)が熊野詣での途中に立ち寄り、歌を詠んだことで有名です。西行の生涯を描いた『西行物語絵巻』にも、西行が八上王子の社殿の瑞垣に歌を書き付ける場面が描かれています。 歌は「熊野へまいりけるに 八上の王子の花面白かりければ、社に書きつけける」という解説があり、「待ち来つる八上の桜咲きにけり あらくおろすな みすの山風」というものです。 桜好きな西行らしい歌で、神社には桜がきれいに咲いていたのでしょう。山風よ荒く吹いて、花を散らさないでおくれ。綺麗な桜を見たいから、と訴えている西行の声が聞こえてきそうな神社です。
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