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アンドレ･マルローが絶賛した、まさに日本の宿

4.00

投稿日: 2021/04/24

紀伊半島の真ん中の山中の秘境の地にある湯の峰温泉の温泉旅館です。

昔、どういう理由だったのかよく覚えてないのですが、
友人たちとこの旅館に車で泊まりに行ったことがあります。
とにかく、大阪からの道中が山また山を走り大変でした。
5時間近くかかりましたが、初めての湯の峰温泉はいかにも温泉！といった感じで
｢何か、とんでもないところに来たな～｣という思いの方がはじめは強かったです。

旅館あづまやは年季の固まりのような旅館ではありましたが、
どことなく格式の高さが感じられました。
客室の案内を見ると、かつてフランスの作家アンドレ･マルローが泊まりに来て
｢これぞ日本の宿！｣と絶賛されていたと書かれているのを見て、
この旅館に対する認識が改まりました。

ここは温泉がすごいです。
歴史ある槙の古い湯船に硫黄の香り激しい湯が並々とあふれ、
少し浸かるだけでもからだをしっかりと包みこむかのような力強いお湯でした。

この温泉旅館のことはいまだに時々思い出します。
また行ってみたいなとは思いますが、
そこに至るドライブルートがあまりにヘビーなため、
相当な覚悟が必要だと思います。