こんばんは!
社会で生き抜く力を育む
学習塾ピース【堺東校】塾長本田です☺
多くの場合、お子さんは以下のステップでミスをしています。
1.キーワードの見落とし
「物体が静止した」「溶液を10mL加えた」など、
計算や現象に直結する数値や状態をただ読み飛ばしている。
2.関係性の無視
「AがBを押した」「CとDを混ぜた」など、
要素間の動きや作用を頭の中でイメージできていない。
この結果、図が正しく描けず、式を立てる段階に進めなくなってしまうのです。
✍️ 問題文を「図の設計図」に変える3つのステップ
お子さんが問題文を深く理解し、
正しく図を描けるようになるための具体的な習慣をつけましょう。
<ステップ1>
例えば、「色塗り&分解」でキーワードを特定する問題文を読みながら、
以下の情報を色分けしてマークさせましょう。
🟥数値・量: 3kg、10cm、20度 など
🟦主語・物体: 台車、物体A、ビーカー、塩酸など
🟩動き・状態: 静止した、動いた、加熱した、混ぜたなど
❓求めるもの: 求めよ、何秒後か、Xの質量を記せ色を塗ることで、
文字の羅列から「必要な情報」だけが浮かび上がります。
<ステップ2>
文の区切りで「メモ」に変える
読点「、」や句点「。」で立ち止まり、
「今、何がわかった?」と親子で確認しましょう。
・問題文:「質量5kgの物体Aが、水平な床の上を...」
・お子さんの確認:「わかった!まず床を描いて、その上に物体A(四角)を置く。重さが5って書くんだね!」
この短い言語化(要約)の習慣が、
頭の中で図を組み立てる訓練になります。
<ステップ3>
「図の答え合わせ」を習慣にする
お子さんが図を描き終わったら、
すぐに式や計算に進ませる前に、
以下のチェックリストで図の答え合わせをしましょう。
・✅すべてのキーワード(色を塗った情報)が図に書き込まれているか?
・✅力の向きや動きの前後が矢印や記号で示されているか?
・✅最後に求めたい「?」の位置が図に書き込まれているか?
模範解答の図と比較するのも非常に有効です。
自分の図と模範解答の図の「違い」こそが、
お子さんが理解を誤解しているポイントを示してくれます。
【ママからの一言サポート】
お子さんには、
「図は絵のテストじゃないよ。
問題を解くための君だけの設計図だよ」と伝えてあげてください。
複雑な絵である必要はありません。
必要な情報と関係性が整理されていれば、
それは100点満点の「正しい図」です✨
焦らず、図を描く過程を丁寧にサポートしてあげることで、
きっとお子さんは問題の本質を理解する力を
身につけていってくれるはずです😊
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