当記念館の設立者である安部榮四郎(1902~1984)は、時代の流れの中次々やめていく紙漉き職人の中で、良い紙は最後まで残ると信じ、和紙作りの伝統を守り続けてきました。1968年そうした努力が評価され、国の重要無形文化財(人間国宝)に指定されました。以後日本国内だけでなくアメリカ、フランス、中国などで個展を開き、日本の手漉き和紙のすばらしさを国内外にひろめてきました。当記念館は、安部榮四郎が生涯をかけて創り出した出雲民芸紙の資料をはじめ出雲民芸紙を生み出すうえで大きな影響を受けた柳宗悦、河井寛次郎、浜田庄司、棟方志功ら「民芸」作家の作品を展示しています。また併設している手すき和紙伝習所では和紙製作体験ができます。
席・設備・特徴・許認可番号
・特徴:当記念館は、出雲雁皮紙の製作者として人間国宝に指定された安部榮四郎が、生涯をかけて収集した和紙資料や工芸品を後世につたえようと設立しましたものです。展示室と手すき和紙体験ができる施設があります。