口コミ

昭和風情がなんとも心地よい画材屋さん

3.50

投稿日: 2017/09/22

昨今、画材などがインターネットで購入できる時代になり、米子市内の画材や用紙などの専門店さんが、どんどん店をたたんでいかれていっています。

そんななか、旧米子商店街で、まだアーケードが残る一角で、油彩、水彩はじめ各種画材や額縁などの販売や、注文を受け付けて、対面販売を長年続けておられるのがこちらの今岡商店さんです。

絵を描く方のなかでは、じっくり手にとって自分が使う道具を手に持った感覚で確かめ、
色合いや、紙質などを確認して、納得いくものを買いたいというこだわりの方も多いです。

私もかつて下手の横好きですが、油絵はじめ絵に没頭した時期があり、このこだわりが分かります。
時間がある時に、秋の大山の風景でも書きたいなとふと思い立ち、かつてこちらの画材屋さんがあったのを記憶を頼りにいったら、ありました！！
他の商店街全盛期にあったお店の9割近くは、閉店していたので、半ばあきらめていたのですが、通り沿い（そっちが正面玄関、たぶん）が空いていたので、車をとめて、アーケード側から、お店に入りました。

独特の画材たちの香りがするなかで、筆など、いろいろ見て、今なかなか販売されてないような、レアもの的な道具や画材もあり、小さいながらも、本格的な画材が揃っていることに驚きました。

間口はそれほど大きくないですが、奥行きがあって、品揃えも何気にいろいろ。
さすさに、都会の画材屋さんのようになんでもたくさんあるというわけではありませんが、初心者の方が道具をそろえたり、絵画展に出典する方が画材や額縁を特注するのにも対応されている点が、とても良いと思いました。

お店は昭和の良き風情が残っていて、ここに訪れ、記念にペンの1本でも買うだけでも思い出に残る。そんなとても味があるいい趣あるお店でした。

米子の良き歴史である商店街で数少なくまだ残るアーケードのお店としても、このお店、まだまだがんばってもらいたいです。

絵を描く方で、米子を訪れたら、一度、行ってみてください。
掘り出し物、みつかるもしれませんよ！