今回来院された患者さんは、坐骨神経痛の症状がひどく、足を引きずりながらやっとの事で歩いてこられた。という状態でした。
カウンセリングをしたところ、昔からひどい腰痛があり、仕事で座ることが多いとのこと。
座っている時も腰が気になるので、一日中コルセットをしていたそうです。
それもほぼ毎日。
おそらくそれが原因で腰の症状が悪化したように思います。
コルセットは筋肉の負担を減らしてくれるので、少しの力で腰を動かせる事ができます。
ギックリ腰などの急性の腰痛の方には非常に有効です。
しかし、毎日つけていると、腰周りの筋肉を使う事が少なくなり、筋力が低下するのです。
今回の患者さんは一年以上コルセットを付けていた状態が続いたので、腰を支える筋力が低下してしまい、
腰椎の負担が増えて、強い症状が出ているようでした。
なので、施術は腰椎と骨盤の歪みを調整するのと、最後に筋力低下したインナーの筋肉の使う運動をしてもらいます。
それが呼吸をしながらドローインです。
これを原理を説明しながら一緒にやっていきます。
このやり方で、使い方を忘れてしまっていた筋肉を意識的に使ってもらい、神経の通りを改善させて、
使い方を思い出してもらいます。
筋肉は何回か使って刺激をいれてやると、脳からの刺激が筋肉に伝わり、忘れていた使い方を思い出してきます。
そうすると、腰の支えができて腰椎の負担が減り、坐骨神経痛の症状が落ち着いてきます。
今回の患者さんは炎症が強すぎたので、痛みのあるところは触りませんでした。
それでも一回の施術で痛みは半分に減り、喜んでおられました♪
今回はなかなか珍しいパターンの症状でしたね。
コルセットは素晴らし物ですけど、依存しすぎると逆に症状が悪化してします事もあるのです。
つけるときはどうしても痛い時だけにしましょう♪
ではでは。
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