口コミ
荻窪に隠れた鰻の名店「荻窪宮川」は、交通量の多い環八沿いにひっそりと佇んでいます。この店は、築地本店「宮川」で修業を積んだ職人が明治26年に開業した歴史ある店の一つで、昭和35年に創業しました。
16時半の予約で訪れた私たちは、店内の落ち着いた雰囲気にすぐに魅了されました。黒い木製の柱や白いふすまが清楚な印象を与え、テーブル席と奥に座敷も用意されています。
メニューには、雪、月、花、特上、そして最近追加された中入れの5種類の鰻重がありました。特に注目したのは、中入れの流行です。今回は特上の鰻重を選び、さらにうまきも注文しました。
まず運ばれてきたのはうまき。鰻の量は少し控えめかもしれませんが、ふっくらした厚焼き玉子が絶品でした。鰻重は肝吸いと香の物と共に登場。重箱に入った鰻は、「つきじ宮川本廛」と同じく肉厚で、小粒の米と辛めのタレが絶妙にマッチしていました。泥臭さのない鰻は、山椒なしでも十分に楽しめました。
肝吸いは、さやいんげんや豆腐、小さな肝が入ったお澄ましで、味わい深い一品。香の物は、胡瓜と白菜の朝漬けが爽やかなアクセントを加えていました。
この店を選んだのは、予約の取りやすさと、コロナの心配を避けるためでした。高級住宅街に位置しているため、出前や持ち帰りの需要も高いようです。店舗と店内は非常に整然としており、本当に素晴らしいお店を見つけたと感じました。
写真
概要
店舗名
みやがわ
宮川ジャンル
電話番号
住所
東京都杉並区高円寺南3丁目58-15
アクセス
- 公開日
- 最終更新日