コウキッチン

2階に上がると、白い暖簾が静かに下がっている隠れ家的なレストラン。扉を開けると、まるで秘密クラブのようなうす暗い店内が広がります。中央の厨房前にカウンター席、その周りにはボックス席が配置され、半個室のような雰囲気です。
ランチタイムは、この秘密クラブの常連客でにぎわっています。フロアの女性も厨房のマスターやスタッフも明るい方々で、隠微な感じはありません。
ランチメニューは日替わりで7種類。産地を明記した魚介系料理がメインで、福井の若狭牛のメンチなども。すべて1100円とリーズナブルです。
私が選んだのは「長崎壱岐鯵フライ定食」。黒いお盆には、アジフライ、ご飯、胡麻と小葱が浮かんだ塩味の美味しいお吸い物、そして小鉢が3つも付いています。お吸い物には少し柔らかい卵の黄身が入っていて、驚きの一品です。
メインの壱岐産のアジフライは2匹。ふっくらと柔らかい身が絶品で、ご飯が進みます。カウンター上には中濃ソースとヒゲタ醤油の本膳が。1匹目はタルタルソース、2匹目は醤油で味の変化を楽しめました。
小鉢のヒジキと大豆の煮物、キンピラごぼうは健康的でヘルシー。冷奴もランチの定番ですね。
食後にはドリンクコーナーでペットボトル飲料をいただけるのも嬉しいサービス。さらに、美味しいアイスクリームまでいただけて、大満足のランチでした。
料金は少し高めかもしれませんが、美味しい魚料理と充実した副菜、デザートを考えれば納得の価格です。隠れ家レストランで、素敵なランチタイムを過ごせました。ごちそうさまでした！