かじちょうすずきひふか
皮膚科
その他
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いぼは、意外と悩んでいる方が多く、治りにくい病気です。 ウイルスによって感染するいぼと、良性の腫瘍としてのいぼに大きく分けられます。 足の裏や手のひら、指にできるいぼは、ウイルス性のいぼであることが多いものです。 お子さんがプールで感染するいぼなど、ウイルスによるものは伝染することもあるので、しっかり治療することが大切です。 ウイルス性のいぼのうち、足や手にできたいぼなどは、もっとも治りにくく、1年ぐらいかかってしまうことがありますので、気長に治療していきましょう。 基本的には液体窒素による治療を行っていますが、いくつかの治療法を組み合わせてゆくこともあります。 また尖圭コンジローマという生殖器にできるウイルス性のいぼには、保険適用の塗り薬があります。 感染しない良性腫瘍のいぼには、いわゆる首いぼや、頭や顔にシミのようにできるいぼがあります。 首いぼは、無数にできていることもあり、見た目や生活の上での不都合が生じている方もいらっしゃいます。 良性腫瘍のいぼは、取り除けば治療は終わります。 治療方法としては、液体窒素のほか、直接切除を行ったりレーザーを使用する方法もありますが、治療によっては保険が適用されないこともあります。
ひと口に「ニキビ」といっても、原因によって何種類かあります。 顔にできる一般的なニキビのほか、背中や身体にできるニキビには、カビによるものもあります。 また顔のかゆくなるニキビの中には、ニキビダニが原因で、化粧品で皮膚を覆ってしまっているような場合にできるものもあります。 また一見ニキビに見えても男性のひげの部分にニキビ菌(アクネ菌)ではなく、化膿菌の一種、黄色ブドウ球菌が原因になっていることもあります。 中高年では、ニキビによく似たもので、赤ら顔で、血管が浮いているところにできるものがあり、これは、酒さという皮脂腺の病気の症状のこともあるのです。 ニキビかな、と思っても、専門的にはニキビではないこともあります。 また、ニキビであっても、原因はさまざまです。 原因を調べるには、顕微鏡検査やカビの検査が必要になることもあります。 ニキビの治療は、抗生物質の塗り薬でよい場合や、患者さまによっては、抗生物質を服用したり、医薬部外品を使うことをおすすめすることがありますが、最近よく使われている塗り薬に、「ディフェリン」という毛穴の詰まりを抑えてくれる薬があります。 ただし適切に使わないとトラブルになりやすいので、注意が必要です。 皮膚科の専門医の説明を受けて、正しい使い方をすれば大変効果的な薬です。 ニキビ肌で治りにくい患者さまには、光を当てて吸引する「アイソレイズ」や、イオン導入でニキビの改善を図る自費(自由診療)の治療などもあります。 ニキビ治療は、万人に効くものはなく、原因や、その患者さまに合った薬や治療方法で行っていきます。 また、ニキビの予防には、日常生活のなかでストレスを避け、睡眠を充分取ることが大切です。 女性の場合、肌を清潔にし、リキッドファンデーションやBBクリームは避けた方がよいでしょう。
乾癬は、生活習慣病、もしくはメタボリックシンドロームと関わりがあると言われている病気です。 そのため、30代〜50代の働き盛りの男性の患者さまが多いのが特徴です。 もっとも多いのは、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)といって、皮膚の免疫やターンオーバーの異常、皮膚が赤くなりポロポロはがれ落ちるのが特徴です。 頭や肘・膝、爪などに多くみられ、人によっては、かゆみを伴うこともあります。また、乾癬にもいろいろなタイプがあり、湿疹と思っていたら乾癬だったり、乾癬と思ったら水虫だったりなど、ほかの病気の見分けと紛らわしい場合もあります。 治療には、塗り薬、光線療法、免疫抑制剤などの飲み薬、注射といった方法があります。 一般には、まず塗り薬から使いますが、よくならない方には光線療法、広い範囲に乾癬ができる方には飲み薬など、患者さまに合った治療を行います。 全身に乾癬ができて光線療法が必要な場合などは、大学病院など治療が可能な病院をご紹介することもあります。
水虫の種類はいろいろあり、足の水虫でも、指の付け根の皮がむけてきたり、水ぶくれができたり、アカギレのようになることもあります。 そのため、水虫と気づかない方もいます。 また爪の水虫は、一見しただけでは、他の病気と区別がつかないこともあります。 水虫の原因は白癬菌というカビの一種で足の水虫の他、体にできるたむしや頭にできるしらくもの原因にもなります。 そのため、まずきちんと検査して、原因菌の存在を確認し、治療に当たらなければなりません。 菌の種類によってもそれぞれに応じた薬や治療が必要になります。 また水虫の薬は、炎症を起こしている場合にはかぶれやすので、いきなり塗るのではなく、まず炎症を取ることを優先することもあり、患者さまによっては、飲み薬を服用する場合もあります。 水虫も放置しておくと細菌が入り込んで、足が腫れたり発熱するケースもあるので、あなどらずに適切な治療をすることが大切です。 また細菌と水虫の合併症で、臭いを発することもあります。 冬は、ブーツを履く女性の患者さまが多くなります。 治すには、靴を乾燥させ、足をきれいに洗ったり、靴下を履いたりすることをすすめています。
円形脱毛症は検査をすると、抜けていないところもまだ抜ける余地があるなど、状態はさまざまです。 治療も塗り薬など、それぞれに合わせて行っていきます。 男性型脱毛症(AGA、エージーエー)では、加齢とともに、額や頭頂部から薄くなり、進行していきます。 早い方では20代から始まります。 ご自分でAGAだと思っていても、円形脱毛症やほかの病気が原因のこともあるので、検査をして診断することが大切です。 このAGAは、早めに治療を始めることで、進行を遅らせることが可能で、自由診療ですが「プロペシア」という薬を服用します。 女性も、髪にハリがなくなってきた、ボリュームが落ちてきた、と悩む方は多くいらっしゃいますが、脱毛の発症にはホルモンのバランスが関わっているため、女性と男性とは同じ薬では対処できません。 女性には、女性の薄毛用の「パントガール」という薬があります。 また、女性の場合、髪の毛1本1本が細くなっているので、髪の毛を丈夫にすることで薄毛がある程度改善されます。 そのため、育毛剤や飲み薬で効果が出やすくなります。 加齢による脱毛は、完全に止めることはできません。 しかし治療によって、悩みが解消されたり、生活によい影響が出ることが期待できます。
シミにもいろんな種類があり、複数のシミができていることもあります。 まずどのようなシミなのか見極めて、治療法も、患者さまによって、変えたり組み合わせることもあります。 肝斑(かんぱん)は、飲み薬や美白用の塗り薬で薄くなります。 炎症を起こした後の色素沈着のようなシミは、生活習慣を変えることで薄くなることもあります。 また実際には、シミというより、くすみになっている場合です。 この場合はイオン導入や、「アイソレイズ」という肌を吸引しながら光線を当てる機器を使うと、シミが薄くなります。 盛り上がっているシミは、炭酸ガスレーザーで取ることができます。 顔にたくさんのシミができている場合、いろんなタイプのシミが混ざっていることがあります。 この場合は、先にレーザーで取ってから、イオン導入で色素沈着をきれいにする、など、状態によって治療の順序を決めています。
しわは、小じわ、口元のほうれい線、表情じわに大きく分かれます。 小じわは、塗り薬やイオン導入、アイソレイズなどで改善していくことができます。 表情しわは、笑った時などしわを寄せることでできるもので、長くつづくと固定されて本当のしわになってしまいます。 その前に、ボトックスの注入などで防いでゆくのがおすすめです。 ボトックスの効果は4ヶ月ぐらいなので、繰り返し行うとより効果的でしょう。 ほうれい線には、ボトックスだけでなく、ヒアルロン酸の注入が必要です。 当院では、シミやしわなどをどこまできれいにするか、範囲はどこまでにするかを患者さまにうかがい、費用なども相談しながら治療していきます。
場所柄、当院には40代以降の男性が、「娘に言われた」「人前に出るとき気になる」と、シミやしわの治療によくご相談に来られます。 顔にできたシミやいぼも、治療によって目立たなくなるので、とても喜んでいただいております。 男性の場合、眉間や額のしわを気にされる方が多く、ボトックスの注入で目立たなくすることもあります。