冬の寒い季節は、暖かい鍋料理などが美味しい季節でもあります。
でも、鍋に入れる具材や料理の盛り付け方、料理の色合いなどによって好き嫌いとは関係なく、なんとなくおいしく感じたり、逆に美味しくなさそうと感じることはないでしょうか?
例えば、カレーのルーが水色だと、口にすれば美味しいカレーでも、なんとなく食べる気がしないということもありますよね。
これは、料理の見た目が私たちの味覚に影響を及ぼしているからなんです。
もともと、私たちの舌には、4000~5000個の「味らい」という細胞があります。
味らいは、口に入ってきた食べ物の味に反応し、その刺激を脳に伝える役割を持っています。
それ以外にも、私たちは、食べ物の見た目、におい、かたさなどによってもおいしさを感じます。人間の五感は、特に視覚が発達しています。味覚に対しても、目で見て判断する美味しそうかどうか、というのは、大きな影響をおよぼすんですね。
