品川浴場組合は区内の銭湯が組合員となり運営している協同組合です。
銭湯とは当然入浴する場所ですが、同時に社会のマナーを学ぶ場所でもあります。
お風呂がある家庭がまだ都会に少なかった頃、日本人は公衆浴場という施設を利用していました。
公衆浴場の歴史は古く、その発祥は奈良時代までさかのぼり、鎌倉時代の文献には「銭湯」という言葉が表れています。
この銭湯は老若男女や身分に関係なく、皆が平等に裸になって入るお風呂というところに大きな特徴があります。
体が温まって気持が伸びやかになり、会話も弾みます。
いろんな人が一緒に利用する場所ですから、お互いに気持ち良く利用するための約束事があります。
ルールとかマナーというものですが、実は銭湯において守らなくてはならないマナーは、日常全般にもかかわるものです。
まさに銭湯は、常識的な生活マナーをたくさん知ることができる場所といえるでしょう。