元々、冷え体質ではなくても
産後は冷え体質になる傾向が強いです。
冷えは万病の元と言われており
冷えることによって
①血液の循環が悪くなる。
②基礎代謝が悪くなる。
③老廃物が溜まりやすくなる。
④肝臓や腎臓の機能が下がる。
⑤体内に毒素が残る。
⑥肩こりや頭痛、腰痛が出やすくなる。
⑦関節痛が出る。
⑧婦人科症状。
⑨2人目、3人目不妊。
⑩アレルギー体質になりやすい。
など、これ以外にも様々です。
原因は?
①ホルモンと自律神経の関係
出産によって女性ホルモンの
バランスが乱れるのは有名な話です。
実は自律神経も
乱れやすくなってしまいます。
女性ホルモンと自律神経は
脳の視床下部というところで
コントロールされています。
そのため、片方が乱れると
もう片方も乱れてしまいます。
自律神経は様々な仕事をしていますが
体温の調節もその一つです。
つまり体温調節が難しくなり
冷えやすい体質になってしまいます。
②筋力の低下
産後は筋力が低下してしまいます。
筋肉には熱を生産する働きがあるのですが
筋力が低下することで
熱を作りにくくなるので冷えやすくなってしまいます。
肩こりや腰痛もこの冷えによって
起こってしまいます。
③授乳
実は授乳によっても冷えやすくなります。
体の熱や水分、血液が乳腺に持っていかれてしまうので
特に手や足の末端に冷えを訴える方が
増えてしまいます。
特に添い寝したままの授乳は
寝ている際に体温が下がってしまうので
さらに冷えを悪化させてしまいます。
自宅でできる対策は?
①温かいものを食べる、飲む
②足湯
③軽いウォーキング
特に②の足湯は意外と簡単です。
お風呂をゆっくりつかるとなると
ハードルが高いですが
足湯ですと抱っこのままで大丈夫です。
湯おけに、お風呂ぐらいの温度の
お湯を溜めて頂き足を漬けるだけです。
10分程でも変化があります。
当院でできることは?
産後に女性ホルモンの乱れが落ち着いても
その反動で自律神経が乱れたままの方が
結構多いのが現状です。
骨盤は副交感神経系の神経が多いので
骨盤が歪んだままだと
副交感神経が歪んでいる状態になります。
ですので、骨盤を整えておくことをおススメしております。
また、骨盤矯正以外の対処法として鍼施術を行い冷えを整えます。