産後は、授乳や生活が不規則になったりして、栄養のバランスが
本当に乱れやすい時期です。
また、食の好みが変わったり、味覚が変わったりして
偏った食事になりがちです。
偏った食事は産後の体型や内臓にも影響してしまいます。
それでは何を摂ればいいの??
今日は3つの栄養素をご紹介させていただきます。
①鉄分
出産の有無に関わらず、とても大切な栄養素です。
鉄分の作用は
1.老化防止
2.免疫機能の向上
3.疲労回復
4.美肌作用
などがあります。
さらに、母乳の元になる栄養素です。
出産すると、産後の血液内の修復や授乳のため産前よりも多くの鉄分が必要になってきます。
☆鉄分を多く含む食品
卵、牡蠣、レバー、牛の赤身、大豆
②亜鉛
女性ホルモンを正常化してくれる作用があります。
亜鉛は、体内で作ることができないので食べ物で摂取するかサプリメント以外方法はありません。
亜鉛の作用は
1.免疫機能の向上
2.肌のシワ、たるみ防止
3.髪の乾燥防止
4.骨盤のダメージ修復の手伝い
5.風邪防止
6.ホルモン調整
などです。
産後の特に授乳期は特に大切で、成人女性の1.4倍必要と言われています。
先ほど書かせて頂いた通り女性ホルモンの調整をする作用を持ちます。
産後は特に、産後うつ、産後クライシス、育児ノイローゼのリスクを
下げるという医学的データが発表されています。
☆亜鉛を多く含む食品
牡蠣、レバー、牛肉、豆腐、トウモロコシ、アーモンド、ゴマ
③葉酸
ビタミンB群の1つで新陳代謝や細胞分裂に必要になる栄養素です。
また、妊娠中に神経管欠損症(NTD)の予防で気にされた栄養素の1つだと思います。
葉酸の作用は
1.心臓病の予防
2.貧血の予防
3.薄毛、抜け毛
などです。
他にも大病の予防にも作用します。
アラバマ大学の研究によると、子宮頚がんの危険性がある女性に葉酸を投与した結果
発生率が8割も低下したと発表もあります。
また、産後の抜け毛の修復を速くしてくれる役割もあります。
☆葉酸を多く含む食品
枝豆、ブロッコリー、ほうれん草、バナナ、モロヘイヤ
過剰摂取は医学的に危険と言われています。
普通の食事では、推奨量にすら達しません。
なので、1食に1品足すイメージで問題ありません。